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ディープシーショップ便り第 26号<海よりも深い絆> 平成17年12月1日 Vol.26
このたびは2005第9回海洋深層水室戸大会の様子を中心にご報告申し上げます。
JADOWA<第9回海洋深層水利用研究会全国大会>ご報告:ディープシーショップ店主:岡本
11月10日(木)〜11日(金)、高知県室戸市の「保健福祉センターやすらぎ」にて、全国から180名弱の海洋深層水研究者、
企業経営者、県市職員を集めて、テーマ別研究発表、企業及び施設見学会が開催されました。
前日の9日にはシュウウエムラ会長の植村秀さまが、「室戸いやしの里」誕生に向けてと題して、同会場にて講演されましたので、
そちらもあわせて、ご報告させていただきたいと存じます。

室戸大会のスタート シュウウエムラの植村会長
11月9日の夜、室戸の研究会に先立ち、地元の方々を対象に、シュウウエムラ会長の植村秀さまが、
「室戸いやしの里」についての講演をされました。
植村会長は、フランスの学者、ルネ・カントンという人が、西暦1895年に行った実験で、海水を血液代わりに、犬の病気に使ったら、
元気になってしまったというエピソードや、ツールドフランスの選手「ルイゾン・ボベ」が海水テラピーで身体を治して、選手生命が
よみがえったとか、深層水のテラピーについての導入を行われました。
そして、さまざまな水利療法の器具や施設を紹介したあと世界のリゾートの環境について、次ぎのように話されました。
「遠隔地で、なんにもなくて、誰も来ないようなところが、今の本当のリゾートなんですよ。
ブータンにあるアマンリゾート、モロッコ・マラケッシュにあるリゾートなど典型ですよ」
とのことでした。
今度の室戸のリゾートホテルは、18室で、御部屋代は30,000円程度の高級なものになるようです。
会長は、私はツイテいますから、「室戸いやしの里」は絶対成功しますよ!と締めくくられました。
会長さんの講演のあとを受けて、パネルディスカッションが行われ、より「室戸いやしの里」構想を深めてまいりました。
中でも高知大学の高橋正征(まさゆき)先生は「室戸が産業利用で日本の海洋深層水のリーダーシップをとっているが、
今度は医療分野でもリーダーシップをとって地元住民の福祉に役立ちそう」と意見を述べられました。
翌日からは、テーマ別に研究発表が行われました。
その中で、私が興味を持ったテーマは、生物テーマでは<室戸海洋深層水及び表層水による褐藻類の生長特性の解明>岡直宏(海の研究舎)、
取水施設テーマでは<のと海洋深層水陸上施設の建設>谷内啓一(石川県能登町)でした。
岡さんの報告は、ワカメとコンブを深層水と表層水で飼育して成長率を比較していったもので、深層水の中に比較的足りない、鉄分、
マンガンなどがコンブの成長に重要なのでは?と推論していました。
取水施設の報告で<のと海洋深層水陸上施設>は、わずか2.5億円で建設された、日量100tの海洋深層水を水深320mの地点から汲み上げているのでした。
今年8月より住民に深層水ミネラルウオーターの供給と塩の精製などで、地域住民の健康増進に目的を絞って取水を始めていました。(下記写真は自動販売機)

<深層水自動販売機>プロジェクターの画面 ミネラルトレハの展示
通常、取水施設の建設には、20億強の予算で大型のものが多いのですが、この能登の例は、簡易で安くて、素晴らしいなあと思いました。
ちなみに、三重県尾鷲にても取水管の敷設を8月に終了しております。こちらは総延長12キロもの長管で、25億円の予算とのことでした。
翌年の春には陸上施設が完成するとのことで、来年の研究会の開催は、当地で行われるとの発表がありました。
右側写真は、林原研究所のミネラルトレハのサンプルです。食品や化粧品への応用が期待される、海洋深層水原料のミネラル添加物です。
この、深層水研究会には、沢山の研究者や地方公務員、企業経営者、外国の方々(韓国、台湾)が参加されていました。
下左の写真は、富山滑川のアクアポケット(取水施設)の松井さまです。「海洋深層水のシャンプーを販売されていたのでご持参くださってます」
右の写真は、研究会終了後の懇親会にて、韓国のUh Jesunさんと・・・
韓国東海深層水の取水が11月末に始まり、今まで韓国では海洋深層水のミネラルウオーターは販売不可能だったのが、いよいよOKが出そうですとのことでした。

以上、簡単ですが、<第9回海洋深層水利用研究会全国大会>の取材を終わります。 平成17年11月18日 岡本 龍太